五月五日、五節句の一つ『端午の節句』。 軒端や庭先に幟旗(のぼりばた)を立て、武家では甲冑や太刀や薙刀、町人も兜や人形を飾り男児の成長を祝うと共に穢れを払う行事として門、屋根に菖蒲を掛ける〜菖蒲葺き。 江戸城でもこの日は、武士にとって菖蒲が尚武(武道を尊ぶ)ことに通じるとして、小袖長袴に晒の浅葱か卵色の染め帷子の正装で総登城し、武門の棟梁たる将軍に粽を献上する日でもありました。