ヴァンパイア・ストーリー第四夜「ダーク・シャドウ」後編



今宵のヴァンパイア映画のお話は、前回のジョニー・デップ 主演の「ダーク・シャドウ」の続きでございまする。
ヴァンパイア・ストーリー第四夜「ダーク・シャドウ」後編
長い眠りから解放されたバーナバスは、懐かしい我が家である「コリンウッド」に向かいます。屋敷への帰路、200年の時が流れた町・・・
アスファルトで舗装された道路、猛スピードで走り去るスポーツカー、ネオンで浮かび上がるマクドナルドの看板・・・
バーナバスにとって何もかもが怪しく映ります。
屋敷に突如現れたバーナバスを女主人であるエリザベスは警戒します、がそんな彼女にバーナバスは自分がかつてこの屋敷の主人であったバーナバス・コリンズであると告げ、それでも信じないエリザベスにコリンズの財宝が蓄えられた隠し部屋へ導きます。彼をバーナバス・コリンズと確信し、そしてヴァンパイアであるとも認めたエリザベスは、屋敷の皆に正体を隠すことを条件にバーナバスが屋敷に留まることを承知します。

翌日、皆があつまる朝食の席にバーナバスも着きます、がエリザベスとの約束もなんのそので皆が理解できない話をベラベラ喋りまくります、その上、自分は銀に触ると手が燃え上がるともヴァンパイの弱点である「純銀」についても語ります。遅れて席に着くホフマン博士、そして最後に朝食の席に現れたヴィクトリアを見た時にバーナバスは「ジョゼット!」と叫んでしまうのです。
そう、ヴィクトリアはバーナバスが未来永劫愛していると誓い合った恋人「ジョゼット」に生き写しだったのです。
エリザベスから現在のコリンズの窮状を聞かされたバーナバスは、コリンズ家のかつての繁栄を取り戻すと宣言し、事業の立て直しを図ります。

しかし、コリンズ一家が町を栄させた水産業は、今や「エンジェル・ベイ」という会社が乗っ取っていたのです。そのエンジェル・ベイの社長がバーナバスに挨拶にきます。その顔に見覚えがあるバーナバス、
「貴様っつ!?」
そう、挨拶に来たエンジェル・ベイの社長は自分をヴァンパイに変え、そして200年もの間、地中深く閉じ込めたアンジェリークだったのです。魔女であるアンジェリークは生きながらえ、そしてコリンズ一族からすべてを奪っていたのです。
アンジェリークは、バーナバスに自分のパートナーとなり二人でこの町を支配しようと誘いかけますが、バーナバスは拒絶します。かつての恋人のジョゼットと瓜二つのヴィクトリアに心惹かれるバーナバス、そしてヴィクトリアもまた自分の辛かった過去を打ち明けます。少しずつ心が通じ合うようになるバーナバスとヴィクトリア・・・そんな二人をまたしてもアンジェリークの嫉妬に燃える眼がとらえます。
200年前と同じ惨劇が繰り広げられようとします。
アンジェリークは、魔女の力で屋敷コリンウッドを破壊しようとします、が自分が命を奪ったデヴィットの母親の怨念の力で打ち負かされます、絶命しようとするアンジェリークのそばで囁くバーナバス、
「一緒に生きる道も、あったかもしれぬ」
アンジェリークがほしかった言葉です。
アンジェリークは「本当に愛していたのよ・・・」と涙を流しながらバーナバスに訴えます。そして自分の心臓を取り出し、「うけとって・・・」とバーナバスに差し出しますが、もはや人間ではなくなっていたアンジェリークの心臓は粉々に砕け・・・。

200年前と同じ崖に向かうヴィクトリア、
追いつき「君を失うところだった」と抱き寄せるバーナバス。
しかし、ヴィクトリアは首を振ります、
「もう、失っている。
あなたは永遠で、私はいずれ・・・」
彼女のその言葉の意味を理解しながらも、何とか別の方法で一緒にいる道を探そう・・・と言うバーナバスにヴィクトリアは、
「一つしか方法はないわ」と訴えます。
バーナバスはヴィクトリアの自分もヴァンパイアにして・・・という望みを拒否します。
彼女を自分と同じ呪われたヴァンパイアにしたくなかったのです。
バーナバスの「それはできない」という言葉に哀しげな笑みを浮かべながら
ヴィクトリアは、崖から身をなげます。
人間のままならば、この崖から落ちて助かりはしない・・・でも・・・
ヴィクトリアは、命がけのお願いをバーナバスにするのです。
ヴィクトリアを追い、共に落ちていくバーナバス、
もはやこれまで・・・とヴィクトリアの喉に牙をたてるバーナバス。
荒々しく岩に打ちつける波にずぶ濡れになりながらも必死にヴィクトリアの名を叫ぶバーナバス、
「ヴィクトリアっつ!
ヴィクトリアっつ!!!」叫ぶバーナバス。
その時、ヴァンパイに転生したヴィクトリアが目を開きます。
「ジョゼットよ」
彼女は自分の正体を明かすのです。
そう、彼女こそバーナバスの恋人であった「ジョゼット」の生まれ変わりだったのです。
200年の歳月を超えて結ばれるバーナバスとジョゼットでございました。

「ダーク・シャドウ」は、現在2017年10月21日「Hulu」にて配信中でございまするので、宜しければ是非ご覧くださいませ!
この作品は、コミカルに描かれており、とても見応えがございまする。
わたくしは、やはり「アンジェリーク」がおすすめでございまする。
彼女もまた人間を捨ててでも愛する人バーナバスへの愛を貫いた女性だったのでございまするよ!